ベイクルーズは1977年に東京都渋谷区で創業した日本を代表するファッションリテーラーであり、約500の実店舗と2007年よりスタートしたECサイトを中心に幅広い事業を展開してきました。
当社のミッションは、アパレルの分野を超えて世界中から厳選されたセレクトアイテムとオリジナルブランドの製品を通し、人々の“衣食住美”を豊かにすることです。
stats
14分
ライブ配信平均視聴時間
38,650
6ヶ月間(2022年2月〜8月)の配信を通した総受注数
22%
コンバージョン率
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導入背景
ベイクルーズは先進的な技術やソリューションを積極的に採用しており、以前は別のライブショッピングソリューションを使用してライブ配信を行っていましたが、そこではいくつかの課題に直面していました。
最も深刻であったのは、当時使用していた他社ソリューションのCookieのサイズが非常に大きく、サイトやソリューション自体の読み込みの速さに影響を及ぼしていたことです。
加えて、このソリューションでは専門機材へ接続しての撮影がメインだったことから撮影が属人化してしまい、また多くの人手を伴う大掛かりな撮影準備が必要であったことから、配信作業をより簡単に、かつシームレスに行える別のソリューションを必要としていました。
こういった背景を経て、ベイクルーズはシンプルで簡単に、スマートフォンを含む好みのセットアップや機材を使用してハイエンドなライブ配信が行えるBambuserのOne-to-Manyに着目し始めました。
「管理画面、配信、配信準備を含め操作が容易でシンプルなソリューションを求めていました。」
池田侑紀子氏
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ソリューション
BambuserのOne to Manyソリューションは導入作業開始から約2週間程で自社ECサイトであるBAYCREW’S STOREへ組み込まれ、サイトを訪れた全てのお客様がスムーズに視聴、そしてお買い物を楽しむことが可能なライブ配信チャンネルとしての機能を開始。 読み込みスピードも格段に早くなりました。ベイクルーズでは One-to-Many を使用し、東京本社から様々なブランドのアイテムや新コレクションの紹介、また先行予約受付を行い、ブランドの顧客やファンにその時の「旬」をいち早く届ける試みを行っています。
BambuserのOne to Manyによりベイクルーズとお客様との間に活発なコミュニケーションが加わり、ベイクルーズをより身近に感じるコミュニティー/メディアとしても機能しています。別のソリューションを使用していた時には一眼レフカメラなどのプロ仕様の機材、そしてそのための人材など多くの準備時間やリソースが必要だった一方で、現在は主にスマートフォンと三脚だけというシンプルなセットアップで成果を生み出しています。
セットアップがシンプルで使いやすいだけでなく、各配信のパフォーマンスを簡単に測定できる点についても非常に満足度が高いとのこと。 Bambuser の技術が様々なソフトウェアと高い互換性を持っていることから、ベイクルーズは Bambuserの管理画面と Google Analytics を組み合わせ、あらゆる種類のデータを取得しています。
「ライブ内で紹介された商品の購入数、金額を取得し、ライブの閲覧人数と合わせコンバージョン率を出しライブでの受注貢献率を計測しています。また、ライブで紹介した商品が何%ライブ経由での受注につながっているかを見て、ライブの影響度を測っています。」
池田侑紀子氏
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結果
One-to-Many の効果を裏付ける最も印象的なデータとして、受注率の飛躍的な向上が挙げられます。ライブ実施日の実績において、配信経由での受注がブランド全体の受注に対し19%という数字を記録しています。こちらは以前のソリューションによる5%という数字を大きく塗り替え、ブランド全体の約5分の1の受注がOne to Manyによる配信経由で獲得できたことを示しています。
さらにベイクルーズの平均視聴時間(ライブ配信時のみ)は14分であり、こちらも以前と比較して大きく向上しています。BambsuerのOne to Manyを使用することでより長い時間お客様に配信を楽しんでいただけるようになり、結果としてサイト滞在時間も向上するというポジティブな効果が認められています。
2022年2月から8月の半年間にかけて、ベイクルーズの配信を通して175,000人以上の視聴者から38,650件以上のオーダーがあり、なんと41,630時間という膨大な総視聴時間を記録しました。こういった統計の中でも特に素晴らしいのは、配信を通したコンバージョン率が22% を達成したということでしょう。
多数のブランドの商品をを取り扱う“衣食住美”の先導者であるベイクルーズは、将来的により多くのブランドそれぞれが気軽にOne to Manyによるライブ配信を行い、販売促進の一手段としてライブコマースを利用していけるヴィジョンを描いています。
「お客様の平均視聴時間は確実に伸びています。One-to-Many でライブの見やすさ、使いやすさが向上し、ライブに集中していただけるお客様が増えたと感じています。」
池田侑紀子氏